2012年6月23日土曜日

3党合意のポイント

■社会保障基本法関係■
・「社会保障制度改革基本法案」の名称を「社会保障制度改革推進法案」に修正。

  今国会で成立させる。
・社会保障制度改革は、「自助・共助・公助のバランスに留意」など、自民党の

 考え方に沿って行うことを明記。
・年金、医療、介護は社会保障制度を基本とする。
・社会保障国民会議を設置し、1年以内に、この法律の基本方針に沿って必要な

 事項を審議する。
・同会議の審議は、今年2月に閣議決定した「社会保障・税一体改革大綱」など

 の方針にかかわらず、幅広い観点に立って行う。

■その他の社会保障分野■
・政府が提案した「総合こども園」の創設は行わず、現行の「認定こども園法」

 を拡充
・低所得者等への年金加算の規定を削除。これに代って福祉的な給付措置を

 講ずる。

■税制分野■
・消費税8%の段階で簡素な給付措置を実施。その内容は真に配慮が必要な

 低所得者を対象にした措置が行われるよう具体化を検討。
・円滑、適正な消費税の転嫁を行うため、独占禁止法のほか、下請法の特例に

 関する立法措置を講ずる。
・景気条項として「成長戦略や事前防災・減災対策等に資する分野に資金を

 重点的に配分する」旨の規定を追加。