2011年12月19日月曜日

金正日総書記死去

日本国内にも衝撃が走った。

朝鮮民主主義人民共和国金正日総書記が急死した。

核兵器と大陸間弾道ミサイルの開発を進め、軍事力を楯にする不可解な外交で近隣諸国のみならず世界的にも孤立を深めている北朝鮮。その指導者の急死は北朝鮮国内においては権力闘争を生じさせる。権力の欲しい者は軍事力を味方につけたがるであろう。また軍部も、その力が指導者の死により衰えることのないことを内外に示したいために、権力闘争に乗じて軍事行動に出る。

このようなシナリオは容易に想像できる。

韓国軍がこの「不測の事態」に備え非常警戒態勢に突入したのは当然である。我が国はどうか。過去にテポドンが日本の上空を通過した経験等を思い出せば、政府が迅速に警戒態勢指示を出したのもまた当然である。

今回の金正日総書記急死による「不測の事態」への対応には世界各国、とりわけ六カ国協議参加国の連携が不可欠であり、まさに外交力が重要な場面であるといえる。偶然にも先日、韓国の李明博大統領が来日した。北朝鮮によれば、日程的にはその時既に金正日総書記は死去していたことになるが、日韓首脳会談では話題になっていない。

つまり日韓両国ともにその情報は入っていなかったことになる。北朝鮮の情報隠匿体制がしっかり機能していたということになるかもしれないが、核兵器を不当に所有し、不当に使用する可能性のある、危険極まりない同国の「大事件」の情報収集ができていなかったことは、今後の課題となろう。

安全保障の素人にいつまでも防衛相を任せるような現政権に本当に我が国が守れるのか?甚だ疑問だ。我が国民に犠牲が出ないよう今は祈るばかりだ。

我々自民党は、一刻も早く政権を奪還し、国民を守らなければならない。