2011年12月1日木曜日

防衛相問責

自民・公明両党は前沖縄防衛局長の不適切発言による更迭を受け、防衛相に対する問責決議案を参議院に提出する方向で検討に入った。

そもそも現防衛相は就任時に「安全保障は素人」と発言して物議をかもしたり、ブータン国王夫妻を迎えた宮中晩さん会を欠席したりと大臣としての資質に甚だ疑問を感じざるを得ない。そこに今回の不適切発言問題である。

地元沖縄県民の皆様のみならず国民全体の心情を考えれば、防衛相の最高責任者としての監督責任は当然免れられない。

問責決議を経るまでもなく大臣として自ら潔く身を引くべきであろう。

大臣ポストに留まりたいために不条理な延命を図るようでは国民の政治不信が更に増大する。そうならないように願うばかりである。

政治家は引き際が大事だ。防衛相の英断を期待する。